患者本位の医療へ
最近、ニュースなどで医療事故、臓器移植など医療問題が、良く取り上げられるようになってきました。
これは、世間の人の医療に対する関心が高くなったためと思われます。
これまでの病院での対応は、医師の一方的な治療や、待ち時間の長い外来診療など、患者本位の医療とはいえないものでした。
そんな病院の対応が変わりつつあります。
患者の立場に立った患者本位の医療を目指すようになったのです。
患者本位の医療への取り組みの代表的なものを見ていきましょう。
・インフォームド・コンセント
informed-consentとは、説明と同意を意味し、患者は自分の病気と医療行為について、知る権利があり、医師は患者に対して、病状と治療の内容を説明する義務がある、そして患者は自分の治療法を自分で決定する権利を持つという考え方のことです。
医師は、難しい病気や専門的な治療法を、患者に理解できるように説明し、患者は治療を医師任せにせずに、自分の病気についての知識を持つ、そうすることで、医師と患者はお互いに理解し合い、納得いく治療を行うことができます。
・セカンドオピニオン
second-opinionとは、直訳すると「第二の意見」という意味で、具体的には、診断や治療方針について主治医以外の医師の意見を聞くことです。
主治医が示した治療方針以外に、どのような治療があるのか確認するために行われます。
主治医以外の意見を聞くことは、治療方針が同じであれば、安心して治療を受けることができ、異なった治療方針であれば、自分にとって、よりよい治療法を自分で選択することができるのです。
・電子カルテ
医師が治療の経過などを記録したものをカルテと呼びますが、カルテをコンピューターのデータで作成・管理するものを「電子カルテ」と呼びます。
保管場所をとらず、パソコンがあれば、いつでも見ることができます。
他の病院同士をネットワークで繋げることによって、複数の医師がカルテを見ることができるので、セカンドオピニオンが受けやすくなります。
病院によっては、患者本人がカルテを見ることができるようにしてある所もあるようです。