受付業務
医療機関を訪れるさまざまな人たちが、最初に接するのは、受付を担当する医療事務職員で、病院の顔といえる重要なポジションです。
ここでの対応は、患者さんの病院に対する印象に大きく影響するので、笑顔で対応することが大切です。
初めて来院された患者さんには、診療申込書を記入してもらう必要があります。
住所・氏名・生年月日・連絡先などの必要事項を記入してもらい、保険証とともにそれを受け取ります。
保険証の種類は、患者さんの職業や年齢によって異なり、窓口一部負担金も変わってくる場合があります。
受給資格の有無や有効期限、保険証の種類などしっかり確認します。
診療申込書と保険証を確認したら、診察券や会計カード等の必要書類を発行し、カルテ用紙に患者さんの基本情報を記入していきます。
医療機関では、この作業を、カルテの上書き(新規患者登録)と呼びます。
カルテとは、診療録のことで、医師が患者ごとに作成し、治療の経過、薬の内容などの記録がされます。
このカルテは医師法によって5年間の保管が義務付けられています。
後々まで保管される患者さんの大切な情報なので、間違いのないように記入されなければなりません。
患者さんの基本情報を医療事務職員が記入した後、医師に渡され、診療経過等は医師が記入します。
受診の準備が整ったら、それぞれの受診科に案内します。
口頭で道順を説明することが多いようですが、必要に応じて、患者さんに同行する場合もあります。
診察が終わったら、医師が記入したカルテを確認しながら、診療報酬点数表に基づいて、診察料、投薬料、注射料、検査料などを点数化していきます。
会計カードに記入したら、全体の診療費の中から患者さんの一部負担金額を計算し、会計業務を行います。
受付では、患者さんに質問されることが多く、医療保険制度の内容や、保険点数、支払いの仕組み、治療の内容などさまざまです。
医療保険制度や、保険点数、支払いの仕組みなどは、わかりやすく丁寧に伝える必要がありますが、治療内容などは医師以外の職員が話すことはできません。
必ず、診察時に医師に聞いてもらいましょう。
このように受付では、心配り、言葉遣い、電話応対、その場に応じた判断・対応などが求められます。